夏のボーナスを6月や7月に支給する会社が多いでしょうか。
毎月の給与は社会保険料や源泉所得税、住民税等を控除して、いわゆる手取額を支払いますね。
では、賞与はどうでしょう。
賞与からも社会保険料と源泉所得税を控除する必要があります。
まずは、社会保険料について検討しましょう。
給与に係る社会保険料は、以前のコラムの通り、標準報酬月額によって決定されます。
賞与に係る社会保険料も同様でしょうか?
残念ながら、標準報酬月額にはよりません。
実際に支払われた賞与から1,000円未満を切り捨てた金額によります。
これを標準賞与額と言います。
そして、算定基礎届と同様に、「被保険者賞与支払届」という書式で報告することになります。
健保組合や協会けんぽ、年金事務所は、この「賞与支払届」を元に標準賞与額を決定し、各事業所に通知することになります。
賞与の支払日から5日以内を提出期限としますので、お忘れなく!