未登記建物の売買



建物を売買する際に、その建物が未登記であることがあるかもしれません。

未登記建物の売買には、注意を要します。

税務だけでいえば、不動産取得税の納付漏れがないか、翌年の固定資産税が買主に課税されるか等の心配がありますね。

 

登記さえすれば、これらの心配は万事解決です。

登記を通じで各自治体が建物の売買があったことを把握できるためです。

 

未登記を維持しようとすると、税務だけでいえば、不動産取得税の申告や所有権変更の申告をすることで、解決を図れるでしょう。

 

そう、「税務だけいえば」です。

 

困るのは、「法務」です。

 

この建物に第三者が登記をしてしまったり、売主が複数の買主と売買の契約を締結してしまうことも考えられます。

こういったことを避けるためにも、きちんと登記をしましょう。

 

どうしても登記をしたくない(したくなくてもしなくてはなりませんが…。汗)ときは、いっそ解体してしまうことも検討しましょう。
ただし、解体するにしても一定の手続きは要します。

 

未登記建物をお持ちの方は、一度、司法書士さんへご相談することをお勧めします!

2022年09月01日