ご存知の通り、従業員を雇っていれば、労働保険への加入義務があります。
法人税や所得税と同様に、毎年の申告と納付が必要になります。
労働保険では、毎年の申告を年度更新と言います。
この年度更新、少し独特です。
法人税も所得税も、基本的に1年分を後で計算しますよね。
労働保険の場合、1年分を「概算」計算します。
「概算」計算した保険料を前払いします。
そして、前年申告時に「概算」計算した保険料を、当年に確定して『精算』します。
さらに、この1年分を「概算」計算します。
「概算」計算した保険料を前払いします。
こんがらがってきますね…。
整理しましょう。
概算して精算して概算して精算して概算して…
労働保険の申告書は、前1年分の精算と後1年分の概算が混在することになります!
他の税目等ではなかなかお目にかかりません(笑)